遠州の不動産119

空き家 コラム

遠方に住んでいて実家を管理できない…
現地に行けなくてもできる3つの選択肢

「掛川の実家が気になっているけれど、東京や関東からだと、頻繁に見に行けない」——遠方にお住まいの方から、こうしたご相談を多くいただきます。現地に行けないからといって、何もできないわけではありません。今回は、遠方からでも取れる3つの選択肢を整理します。

まず知っておきたいこと:管理できない状態のリスク

実家を長期間放置すると、固定資産税が上がる可能性があることは、以前のコラムでも触れました。遠方だからといって管理の義務が軽くなるわけではないので、まずは「何もしない」以外の選択肢を持っておくことが大切です。

選択肢1:空き家管理サービスに委託する

まだ手放す予定がない場合

プロに定期巡回を任せる

不動産会社や警備会社などが提供する空き家管理サービスを使えば、月1〜2回、外観の点検・室内の換気・通水・郵便物の整理などを代行してもらえます。費用相場は月額5,000円〜1万円程度が一般的です(草刈りなど個別の作業は別料金になることが多いです)。もっと手軽な選択肢として、郵便局が提供する「みまもりサービス」のような、月数千円程度の簡易プランもあります。写真付きの報告書が届くサービスを選べば、現地に行かなくても状態を把握できます。

選択肢2:現地に行かずに売却する

手放す方向で考えている場合

郵送と委任状で完結できる

「売却するには、何度も現地に行かないといけないのでは」と思われがちですが、実際にはそうとは限りません。物件の現地調査は不動産会社に任せ、契約や重要事項の説明はオンラインで、書類のやり取りは郵送で進めることができます。決済や登記の場面でも、司法書士に代理権を委任することで、現地に一度も行かずに手続きを終えるケースもあります。

選択肢3:管理会社に任せて賃貸に出す

資産として残しておきたい場合

入居者対応も含めて一任する

すぐに手放す予定がなく、資産として活用したい場合は、賃貸管理会社に入居者募集から日々の対応まで一任する方法があります。家賃収入が固定資産税や管理費の負担を相殺してくれることもありますが、リフォーム費用や、空室が続いた場合の収支は事前にシミュレーションしておくことをおすすめします。

どれを選ぶか、判断の軸

  • 将来、自分や家族が住む可能性があるか:可能性があるなら管理サービス、なければ売却や賃貸も選択肢に
  • 建物の状態:傷みが進んでいる場合、管理コストが将来的にかさみやすい
  • 費用をどこまでかけられるか:管理サービスは「維持コスト」、売却は「一度きりの決断」という違いがあります
よくある誤解:「遠方だから、まず一度は現地に行かないと何も進められない」と思われがちですが、初回の相談やヒアリングは電話やオンラインでも可能です。方向性がある程度固まった段階で、必要なタイミングだけ現地に伺う、という進め方もできます。

遠方からのご相談も承っています

「まだ何も決めていない」「そもそも今の状態を知りたい」という段階から、電話やオンラインでご相談いただけます。

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